top of page

はじめての起業講座(iDeCo編)

※フリーランスだからこそ個人型確定拠出年金のiDecoで将来に備える重要性と運用リスク回避方法を説明。(政府はiDeCoの掛け金を支払うことができる年齢を現在の60歳までから65歳までに延長検討中)

 

フリーランスの方にとって、住まいのことと合わせて考えておきたいのが、老後資金のことです。

 

住宅ローン以外の方法で住まいを手に入れる方法は、はじめての起業講座(住まい編)で書きましたが、その中で、月々5万円の賃料を払っていると10年間で600万円、20年間で1200万円を払うということを書きました。

 

例えば、40歳のフリーランスの方が、はじめての起業講座(住まい編の方法で住まいを確保し家族間融資の返済を10年で終わらせ、次に、50歳から60歳まで5万円を自分のための年金としてiDeCoで600万円を掛けることでフリーランスの方の老後はだいぶ楽になると思います。

正確に言えば、自営フリーランスの方は、年額で最高掛金81.6万円までiDeCoの掛け金を払うことができます。

 

一般的給与所得者の掛け金上限が年額27.6万円ですので、その3倍の掛け金をかけられます。

 

理由は、サラリーマンは、2階建の年金制度+iDeCoで3階建て年金となるのに対し、フリーランスの方の年金は1階建(国民年金のみ)で2階部分がないため、1階+iDeCoで、2~3階建ての年金がつくれますというイメージです。

掛金81.6万円は全額所得控除になるので、節税効果は高く、自営のフリーランスの方にはメリットが多いです。

 

とここまで書くと、なんだかとってもいいことづくめのように感じますが、注意が必要です。

 

その注意点は

1.iDeCoで自分の年金づくりのための口座開設・口座維持管理・運用した場合の手数料・運用の維持管理費が金融機関によってバラつきがあり、費用が高いところを選んでしまうと、あとあと負担感が増してしまうので、注意が必要

2.iDeCoの運用に成功しても失敗しても、それは、自己責任

つまり、これらを考えると

1.口座開設時の費用が安い

2.口座の維持管理費が安い

3.運用している時、運用している商品を変更する時の費用が安い

の3点に注意をしてどこかの金融機関でiDeCoの口座を開設し、お金の運用に不慣れなフリーランスの方は、iDeCoの掛け金を運用リスクのない、あるいは、リスクの低い商品での運用をした方が無難ということになります。

 

iDeCoには、定期預金のような運用リスクのない商品もあるので、そうした商品で運用すると運用益はないものの、所得控除による節税分を運用益として考えれば、今のご時勢の銀行預金よりは、はるかにメリットがあります。

ただ、どうしても、リスク承知で運用してみたいという方は、iDeCoの他、NISA口座を開設し運用のスリルを味わうというのも一方です。

尚、iDeCoは、あくまで年金ですので、国民年金に加入してきちんと国民年金保険料を支払っている方が加入でき、また、65歳を過ぎないとお金は受け取れません。

 

急にお金が必要なったからと言って、iDeCoに掛けたお金の払い戻しはできないので、ご留意ください。

NPO401k団体が開設しているiDeCoの情報Web https://www.dcnenkin.jp/

※まず、どこかの金融機関にiDeCo口座を開き、iDeCoで自分の年金づくりをスタートして、余裕があれば、同じ金融機関でNISA口座を開設するという方法でいいと思います。

bottom of page