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終活の「?」ペット

エンディングノートの書き方のご相談を受ける中でペットについて話題になることがあります。

 

自分が万一の時、ペットがどうなってしまうのかという心配。

 

特に、単身世帯の場合、その方に万一のことがあるとペットは保護者ともいえる飼い主さんを失うので、ペットの行く末が心配というのは当然だと思います。

 

こうしたケースでお尋ねするのが「飼うことになった時、自分の寿命とペットの寿命を考えたことがありますか?」という質問です。今まで、お会いした人のうち「ええ、考えました」というご返事をされた方いませんでした。

 

これまであまり話題になりませんでしたが、日本では人間だけでなくペットの平均寿命も延びていて平成25年度で犬が14.2歳、猫が15歳です。「平均」ということを考えると20年くらい生きる犬猫もいるということになります。

 

つまり、例えば、65歳の男性が生まれたばかりの子犬や子猫を飼い始めその犬猫を一生面倒みようとすると、その男性は80~85歳まで経済的にも体力的にも元気に生きていなければ面倒をみることができないということになります。

 

でも、飼育を始める時点でペットの寿命を考える人は少なく、また、「この犬は20年くらい生きることがありますが、最後まできちんと飼うことができますか?」という確認をしているペット販売者もあまりないのではないでしょうか?

 

自分の寿命とペットの寿命を考えたペット飼育がこれからはますます大切、ペットを飼育している方は、自分の終活とともにペットの行く末を考えた対応が必要になります。

 

飼育開始時点人年齢  ペット(犬猫)の寿命時点人年齢
50歳        65歳
51歳        66歳
52歳        67歳
53歳        68歳
54歳        69歳
55歳        70歳
56歳        71歳
57歳        72歳
58歳        73歳
59歳        74歳
60歳        75歳
61歳        76歳
62歳        77歳
63歳        78歳
64歳        79歳
65歳        80歳
66歳        81歳
67歳        82歳
68歳        83歳
69歳        84歳
70歳        85歳
*上記の表の見方

年齢50歳の人が生まれたばかりの犬猫を飼い始め犬猫が寿命を迎える時、その人の年齢が65歳であるというように見ます。
*参考情報

2014年の日本人の平均寿命は女性86.83歳、男性80.50歳です。

 

「自分の歳のこと考えたらペットを飼えないの?」と思う方もいるかもしれませんが、日本では飼育が出来ないことを理由として保健所に持ち込まれるペットが多数存在、保健所と連携して里親探しをしているNPOもありますので、地域の保健所やNPOに問い合わせをして、自分の年齢から飼育ができそうなペットを譲り受けて里親になるということも立派な終活のライフスタイルだと思います。

 

尚、終活人では、飼い主さんとペットとの絆づくりノート「もしもペット」によって飼い主さんが万一の時、スムースなペットの命のバトンタッチが実現する仕組みを提案します。

(終活人は、終活とライフスタイルの研究するプライベートラボラトリー、研究テーマは、終活と住まい 家族信託 相続 老後のライフプラン 終活とIoT です)

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