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終活の「?」趣味

エンディングノートの書き方のお手伝いをすると「私、これといって趣味がないので何か始めようとおもうのですが、どんな趣味がいいですかね」という質問を受けます。

 

趣味と言えば、あるカメラメーカーの有名なキャッチフレーズに「趣味なら本気で」というのがあります。一方、「趣味だから遊びで」いいじゃないかと思う人もいると思います。

 

本気にせよ、遊びにせよ、充実した終活のライフスタイルのために趣味は大切です。そこで、このページでは、終活における趣味をテーマにして書いてみます。

 

では、無趣味の方や身体上の理由などでこれまでの趣味が続けられなくなった方は、どのように趣味をみつけたらいいでしょうか?

 

ひとつヒントになりそうな事例を紹介します。

 

エンディングノートの書き方のお手伝いをしているとその人の様々な情報に触れることになります。その情報には趣味につながりそうな断片情報が埋もれていることがあります。

 

その方の場合、エンディングノートに中学生の頃のころから軟式野球をやっていた、高校は進学校だったので甲子園を目指すわけでもなかったけれど野球が好きだったので社会人になってからも草野球を続けていた。でも、転勤を機に、いつの間にかそれもやめてしまったというような記述をされていました。

 

お話をするうちに野球関連のおもちゃや遊びに関する豊富な知識があることがわかりました。

 

「そういうおもちゃや遊び方は今の子供たちは知らないかも知れませんね。昔の野球関連のおもちゃの情報を集め子供たちに伝えていくということも立派な趣味ですね」というような話をしました。

 

年齢によっては、若い時のスポーツそのものを趣味として再チャレンジすることは難しいかもしれません。

 

でも、考え方を少し変えて、他人よりも詳しいことを情報整理することも趣味になり、似たような趣味をもつ人と交流へと発展していく可能性は充分ありそうです。

 

「そうだね。ボチボチやってみるか」というような少し明るい表情。安心してその方のお宅を後にしました。

 

特定の趣味がない場合、今一度、昔の写真や資料をみなおして、趣味として取り組むことができそうなことを探してみると意外に簡単にみつけられるかもしれません。

 

(終活人は、終活とライフスタイルの研究するプライベートラボラトリー、研究テーマは、終活と住まい 家族信託 相続 老後のライフプラン 終活とIoT です)

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