はじめての起業講座(資格編)
※時短学習による資格取得方法を説明
起業を志す場合、資格には大別して2種類があります。
①起業に必須の資格
②起業に出来ればあった方が望ましい資格
例えば、飲食店の場合、食品衛生責任者です。
①は何を起業するかで資格の要・不要があり、資格がなくても営業できる業種もあります。
例えば、執筆業ですが、資格がいらないからと言っても文才がなければ難しそうです。
一方、②の該当する資格の筆頭が簿記です。
起業する=経営者になるということですので、基礎的な簿記の知識はあった方がいいと思います。
家計簿と何が違うのということをよく尋ねられたりもしますが、家計と事業の経理とは異なります。
どこが?
それは、事業の経理は税金が関係するからです。
一方、家計は、税処理が済んだ、あるいは済んだと仮定した後の手元のお金でやりくりします。(個人事業は事業経理と家計がごっちゃになりがちなのが留意点です)
例えば、起業後、何年かして税務調査を受けると、起業した事業における経理処理だけでなく、「家計簿ありますか?」と尋ねられ、なければ、通帳をみたりしながらおよその生活費を算出、それで、事業の経理処理との整合性、つまり、売上や所得のごまかしの有無を調べるのですが、問題なのは、「お宅と取引のあるAさんとの取引台帳ありますか?」と取引先を調査したりします。
そうした事態になると取引先との信頼関係が失われるので、起業する場合、経理処理の基礎となる簿記の知識はあった方がいいです。
簿記検定で有名なのが日商簿記ですが、日商簿記では従来の簿記4級を廃止、その代わり、簿記初級というインターネットで受験するタイプの資格ができました。(原価計算初級というのもあります)
簿記初級は、この参考書を購入し勉強。
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class-s/teaching
そして、インターネットで受験するという流れです。
パソコンに不慣れな場合、佐倉商工会議所で、パソコンの基礎を学び、その流れで簿記初級に挑戦するという方法もありますので、「簿記初級検定を受けたいのでパソコン習いたい」などと佐倉商工会議所で相談するのも一考です。
https://www.pcci-school.com/school/detail.html?school=31
起業に必須の資格があれば、その資格+簿記初級(できれば3級)をとり、起業するとなにかといいです。
また、資格試験にチャレンジする場合、参考書の見開き左に問題、右に解答というように並べておき、まず、解答を見て、それから問題を見るようにしてください。その方が早く知識が身に付き増す。
参考書によっては巻頭に問題、巻末に答えというのが多いですが、その場合、参考書を問題部分と解答部分に破り(一刀両断)それで、左に問題、右に解答という参考書に仕立てて学習すれば時短合格できますので、頑張ってください。