街かど終活カフェ
既になんらかのお店を開いている方が、お店のスペースの一部を使い開くのが「街かど終活カフェ」です。
掲載画像は「街かど終活カフェ」のレイアウト例(椅子2×テーブル×2)ですが、この広さで1.2m×1.2m=1.44㎡です。(畳1畳が1.65㎡)
若干広めに「街かど終活カフェ」スペースをつくっても1.5m×1.5m=2.25㎡、これは、1坪未満です。お店の広さにもよりますが、無理せず「街かど終活カフェ」スペースが確保できます。
高齢者の方は、「街かど終活カフェ」で認知症予防法を楽しんだり、終活に関する情報などを得て、セルフサービスで美味しいコーヒーが飲めます。
お店としても提供している商品・サービスなどの販売につなげることで高齢者とお店の両者にメリットが期待できます。
一般的な、高齢者見守りサービスは、高齢者の住まいに行く訪問型ですが、「街かど終活カフェ」は気軽にふらっと高齢者に寄ってもらい、その様子をお店の方に見守って頂くというものです。
来訪型で高齢者を見守る仕組みをかたちにしたのが「街かど終活カフェ」です。
「街かど終活カフェ」を考えたのは、ある経験からです。
6~7年前、住民をお世話する窓口で働いていた時、最初なんでもなかった高齢男性が、みるみる様子がおかしくなり、1年も経たずに風呂場で亡くなったことがありました。
今も、あの時のことを思うと、終活のことや公的機関の役割をちゃんと知っていたら、終活のことのアドバイスやもっと早く公的機関に連絡できたかもしれない。風呂場でひとりでなくなることも避けられたのでないかと思います。
元気なうちから「こんにちは」と声をかけられる関係、「どうしまたか?」と声をかけられる関係、大切だと思いました。
軽度認知障害(MCI)の段階であれば、治療を受ければ3割の方は、認知症への移行が防げるという研究データもあり、早い段階での異変を誰かが気づいてあげることが大切です。
そのようなこともあり、地域でお店を営む方々が、店舗の一部に「街かど終活カフェ」スペースを設けて頂くことで、地域の高齢者の見守りに厚みがでるのではないかと思います。
「街かど終活カフキット」には「街かど終活カフェ」を開設するための資料が含まれています。
「街かど終活カフェ」は追ってWeb掲載致します。